外国人観光客が感じる2大不満は?
今年(2016年)1月に総務省と観光庁が「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関する現状調査」を発表しました。
それによると、外国人観光客が「旅行中に困ったこと」の上位は、以下のとおりでした。
- 無料公衆無線LAN環境(46.6%)
- 施設等のスタッフとコミュニケーションがとれない(英語が通じない等)(35.7%)
- 多言語表示(観光案内板等)(20.2%)
- 多言語地図、パンフレットの入手場所が少ない(18.8%)
- 割引チケット、企画乗車券の情報の入手(14.9%)
- 公共交通の利用方法(乗換方法を含む)(14.8%)
無線LANの導入は難しくない
1位の無料公衆無線LANというのは、無線LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)を利用してインターネットへの接続を提供するサービスのことで、パソコンやスマホ、タブレットなどでインターネットに接続したいときに、パケット代などを払わなくても接続できるので、とても重宝します。
スターバックスやドトールコーヒーなど、無線LANを利用できるお店は増えつつあります。
それでも外国人観光客の約半数にあたる46.6パーセントもの人が不満を感じているということは、海外と比べるとまだまだWifiの普及が遅れているということでしょうね。
そう考えると、外国人観光客を集客する手段の1つとして、無料Wifiをお店に導入するということが考えられます。
「店舗 Wifi 導入」などのキーワードで検索したら、導入にかかる費用やいろいろなサービスを見つけることができます。
大手業者の例を1つ挙げるとNTT西日本のDoSPOTがあります。
外国人観光客を集客する1つの手段として、あなたのビジネスに一番あったサービスを探してみてください。
問題は英語でのコミュニケーション
無料WiFiを導入するのは、それほど難しいことではありませんが、問題は2位以下の英語でのコミュニケーションです。
2.施設等のスタッフとコミュニケーションがとれない(英語が通じない等)(35.7%)
3.多言語表示(観光案内板等)(20.2%)
4.多言語地図、パンフレットの入手場所が少ない(18.8%)
5.割引チケット、企画乗車券の情報の入手(14.9%)
6.公共交通の利用方法(乗換方法を含む)(14.8%)
2位から4位までは言葉(英語)が通じないことに対する不満ですし、5位と6位も英語での情報不足が原因で起こっています。
せっかく外国人にお店に来てもらっても、きちんと英語で接客ができなければ不満を抱えたまま帰ってもらうしかありません。
急に英語で接客しろと言われても無理な相談ですが、英語の商品案内やメニューを準備したり、お決まりの接客英語フレーズを覚えたりといったことは、比較的すぐにできることです。
英語の案内やメニューを準備したり、接客英語フレーズを覚えたりするのは、最初だけ手間を感じるかもしれませんが、一度準備してしまえば長く使えます。この機会に「外国人にフレンドリーなお店」を目指してみてはどうでしょうか。
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