お通しは英語で?外国人客とのトラブルを避ける簡単英語フレーズ
こんにちは!
接客英語.com運営者のアキラです。
今日は、日本独特の文化である「お通し」を英語でどう外国人に説明するかについてお話しします。
お通しとは、居酒屋などの料理屋で席について注文したときに、注文した料理が出されるまでの間に「つなぎ」として出される簡単な料理のことです。
お通しは、客が注文しなくても勝手に出されます。
だから、何も知らずに「おっ、サービスがいいな」と喜んでいたら、会計のときにお通しの料金が課金されていることに気付いて不快な思いをすることになります。
「注文していないものを勝手に出しておいて、お金を取るとは何事だ!」とトラブルになることもあるようですね。
このお通しのシステムは、日本人にも分かりにくいのに、外国人に理解しろという方が無理かもしれません。
そこで今日は、居酒屋などの料理屋でお通しについて英語で外国人に説明するフレーズを紹介します。
できるだけ外国人に理解できやすい言い回しにしましたので、ぜひ活用してください。
なお、記事の後半で、ネイティブ音声を録音した【動画】を公開していますので、発音の確認と練習に活用してください。
お通しは英語で?
[char no=8 char=”ナオコ”]お通しって日本独自の文化ですよね。
居酒屋なんかで出てくるお通しって英語で何て言えばいいんでしょうね?
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[char no=6 char=”アキラ.”]日本のことを研究している外国人なら「otoshi」って言えば理解してもらえるかもしれないけど、普通は、そんなことは期待できないだろうね。
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[char no=8 char=”ナオコ”]そうですよね。
だいたい、注文していない料理を勝手に出しておいて、その料金を取るなんて、日本人でも「おかしい」と思うでしょ!
外国人に受け入れられるわけがないんですよ。
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[char no=6 char=”アキラ.”]賛否両論あることは間違いないだろうだね。
お通しについて外国人に説明するなら「お通し」の説明をするより、「テーブルチャージ」(座席の利用料)として説明する方がいいだろうね。
テーブルチャージなら欧米でも一般的だから理解してもらえると思うよ。
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[char no=8 char=”ナオコ”]なるほど!
それじゃあ、どんなふうに英語で説明すればいいか教えてください。
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[char no=6 char=”アキラ.”]まず、「お通し」という英語はないから、「a small appetizer」とか「a special appetizer」という言葉で説明することにしよう。
アペタイザー(appetizer)というのは、食欲増進のためのお酒や前菜のことだね。
それから、英語では「テーブルチャージ(table charge)」って言葉はあまり使われていなくて、一般的には「cover charge」(カバーチャージ)という言葉が使われているんだ。
We have a cover charge of 500 yen as part of our system.
私たちは、すべてのお客様から500円ずつテーブルチャージを頂いてます。
The cover charge includes a small appetizer.
テーブルチャージには、お通しの料金が含まれています。
Are you OK with this?
よろしいですか?
ちなみに、「お通しはいらない」と言われたときのための英語フレーズも紹介しておこう。
The cover charge will still be charged even if you don’t need a small appetizer.
お通しがいらない場合でも、テーブルチャージはかかります。
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[char no=8 char=”ナオコ”]なるほど。
注文していない料理を出してお金を取るからトラブルになるんですよ。
最初からテーブルチャージがかかると説明しておけば、トラブルを避けられそうですね。
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そもそもお通しとは?
そもそもお通しとは何なんでしょうか?
もともとは、客の注文を料理場に通した(伝えた)という合図のようなもので、「注文を通した」という意味から「お通し」と呼ばれるようになったそうです。
関西では「お通し」ではなく「突き出し(つきだし)」と呼ぶことが多いようです。
「注文していない料理に課金される」と考えると損した気持ちになるので、「座席(テーブル)の使用料を払っている」と考えるのが受け入れやすいのではないかと思います。
[char no=8 char=”ナオコ”]私、お通しはいらないんですけど、拒否することはできないんですか?
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[char no=6 char=”アキラ.”]お店によっては、最初に「お通しはいりません」って断れるところもあるみたい。
でも、料金を支払うときになって「こんなもん注文してないぞ。コノヤロー」とモメるのはどうかと思うな。
せっかくの楽しい気分が台無しになるからね。
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[char no=8 char=”ナオコ”]彼氏がそんなことでゴネてたら、ガッカリですね。[/char]
【動画】ネイティブ音声を聞いて発音をマスターしよう!
この記事で紹介した例文のネイティブ音声を録音しました。
発音の練習に活用してください。
今日の接客英語ポイント
We have a cover charge of 500 yen as part of our system.
私たちは、すべてのお客様から500円ずつテーブルチャージを頂いてます。
The cover charge includes a small appetizer.
テーブルチャージには、お通しの料金が含まれています。
Are you OK with this?
よろしいですか?
The cover charge will still be charged even if you don’t need a small appetizer.
お通しがいらない場合でも、テーブルチャージはかかります。
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