日本の文化にしかない物を英語で表現することは、なかなか難しいものです。

たとえば、日本では喫茶店やレストランの接客で当たり前のように出される「おしぼり」は欧米の文化にはありません。

だから、日本ではどこに行っても出されるオシボリですが、欧米人には馴染みがないものなんですね。

それじゃあ、「おしぼり」は英語ではどう言えばいいでしょうか?

今回は、レストランや喫茶店の接客で必ず登場する「オシボリ」を接客英語ではどう表現すればいいかについてお話しします

「おしぼり」は英語で?

■「おしぼり」は、英語でどう言えばいいの?

ナオコナオコ

アキラさん。レストランや喫茶店で出す「おしぼり」って接客英語でどう言えばいいんですか?

ナプキン(napkin)は、口を拭くためのものですよね。それじゃあ、手を拭くための「おしぼり」は、英語でどう言えばいいのかなって、気になってしかたがないんです。

アキラ.アキラ.

オシボリというのは日本の文化なので、欧米の国には存在しないんだよ。

だから、前もって手を洗ってからレストランに行くか、レストランに入ったらそのままの手で食事をするか、お手洗いに行って手を洗うことになるんだ。

テーブルにいながら手軽に手を清潔にできるオシボリは、世界に自慢できる日本文化の一つだと思うよ。

ナオコナオコ

へぇ~。おしぼりは欧米にはないのなら、「おしぼり」って意味の英語もないんですか?

アキラ.アキラ.

「おしぼり」を一言で表現する接客英語はないから、接客のときにはいくつかの単語を組み合わせて表すことになるね。

たとえば、

hot wet towel(ホット・ウェット・タオル)

「熱い濡れたタオル」

cold wet towel(コールド・ウェット・タオル)

「冷たい濡れたタオル」

wet towel(ウェット・タオル)

「濡れたタオル」

hot towel(ホット・タオル)

「熱いタオル」

のように表現するんだ。

ちなみに、観光旅行や仕事で日本に来ている外国人が相手なら、「oshibori towel(オシボリ・タオル)」という言い方でも通じるはずだよ。

なぜって?

日本を紹介するガイドブックには、ほぼ間違いなく「おしぼり」について説明されているからさ。

だから、日本に来る人なら、たいていは「オシボリ」って言葉を知っていると思うよ。

だから、レストランでお客さんに英語で接客するときには、以下のように言っても通じるはずさ。

Please have a look at your drinks menu while I’m going to get some oshibori towels.

(プリーズ・ハヴ・ア・ルック・アット・ユア・ドリンクス・メニュー・ワイル・アイム・ゴウイング・ツー・ゲット・サム・オシボリ・タオルス)

「おしぼりをお持ちしますのでドリンクをお決めになってお待ちください。」

ナオコナオコ

へぇ~!オシボリでも通じるんですね。

今度、外国人相手に使ってみよっと!

今日の接客英語ポイント

「おしぼり」には、いろいろな言い方があります。どれでも使い易い接客英語フレーズを使いましょう。

hot wet towel(ホット・ウェット・タオル)

「熱い濡れたタオル」

cold wet towel(コールド・ウェット・タオル)

「冷たい濡れたタオル」

wet towel(ウェット・タオル)

「濡れたタオル」

hot towel(ホット・タオル)

「熱いタオル」

oshibori towel(オシボリ・タオル)

「おしぼり」

Please have a look at your drinks menu while I’m going to get some oshibori towels.

(プリーズ・ハヴ・ア・ルック・アット・ユア・ドリンクス・メニュー・ワイル・アイム・ゴウイング・ツー・ゲット・サム・オシボリ・タオルス)

「おしぼりをお持ちしますのでドリンクをお決めになってお待ちください。」

オーディオを聞いて発音を練習しよう!

再生ボタンを押すと、今日の接客英語フレーズをオーディオで聞くことができます。声に出して練習しておくと、実際に使うときにパッと出てくるようになりますよ。

▼音声を聞く場合はこちら。

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